備忘録

遺書代わり

「人に嫌われたくない」という名前のポスターで部屋は真っ暗。

 

 

 

最近はわりと気分が安定して良い気がする。

もともと気分を上げる薬を飲んでいるのに加えて、新しくもらった薬が気分の上下の波を抑える薬だから、それのおかげかもしれない。

もしくは仕事がちょうどいい忙しさで、それ以外の時間はだいたいお酒を飲んでいるからかなぁ。もう本当にお酒を飲んでいないと不安で仕方なくなってきたから仕事以外の時間はだいたい飲んでいる。

たしかにお酒を我慢すると、ふとしたした瞬間に涙が溢れるようになった。

最近は思い悩んだりしなくて、ぼんやりしているときに泣いてしまう。なんならもう便秘が一番の悩み。

そういう意味ではもう悩んでいることがあった方が楽だった。希死念慮だけは消えないし。

つまり諦観しただけかな。

 

 

辛くて仕方なくて自傷してしまうのではなくて、お茶を飲むくらいの感覚で刃物を手首に充てがう。大きな正方形くらいの絆創膏2枚でおさまるくらいの部分だけを集中して切ってしまうから、もう切り傷というより大きな痣のような跡になってしまっている。

 

ただ、気分の波が減ったし、落ち込んでしまってどうしようもない時間も減ったけれど、些細なことでイライラするようになったかもしれない。昔はまぁいっかと思えるようなことにもイライラしてしまうし、マイナス思考は相変わらずで改善している感じはないなぁ。

やっぱり、壊れちゃったっていう方が正しいのかもしれない。壊れてしまった玩具が同じことをただただ繰り返すのと同じで。

 

 

 

 

無関心に無頓着に無為に無作為に無駄に無常に無意味に無慈悲に無理矢理生きている。

 

 

 

無だね。

 

 

 

 

 

そういや日本語の反語的表現の不思議さについて考えていた。

人は、嘘をつくなと言うときに「嘘をつけ」と言う。

すでにバカなことをしてしまった人に「バカを見ろ」と言う。

無理だろうなということを「無理も無い」と言う。

将来のことを指して「今に見てろ」と言う。

俺が外国人だったら絶対に混乱してるよなぁと思う。

 

 

そんなことを考えながら、福岡に行くための飛行機に乗った。朝の9時台の飛行機に乗ったらサラリーマンだらけだったなぁ。これから俺もこういう生活になるのかなぁ。

相変わらず着陸と離陸時はちょっと怖くてそれがいいなぁ。

博多ラーメンは美味しかった。博多は、空港が近いこともあってビルの高さが制限されていて、それでいて都会だから大阪と京都を足して割ったような街で馴染み深かった。

新しい家はどうなるかなぁ。いい家に住めるといいなぁ。

 

 

 

花が咲いたと涙して、花が枯れたと涙して、ついには終日涙して、これに名前がつかず、正常なのだとしたら、もう俺は何なのだろうか。俺は誰なんだ。

 

 

過去の清算は無理だから、もうアルコールと涙と腕から滴る血で洗い流すんだ。