備忘録

遺書代わり

ブログを始めた。

 

しにたい、とよく思う。

理由は一つじゃない。自分の思考をまとめるためにもこうして言語化していくことが大事なんだろう。自殺を踏みとどまりたいわけじゃないし、共感を得られたいわけでもなくて、とにかく今この苦痛から逃れるための手段なんだろうな。

それに本当に自殺してしまったときに両親がどうして自殺してしまったか分かる手段があるといいと思うし、SNSで多方向に負の感情をぶつけることは良くない(ましてそれを制御できるほど強くもない)からこうしてブログにしていくことにした。

こだわりは捨てて適当に書きたいことを書いていこう。

 

今日は明け方から1時間ごとに起きて寝てを繰り返し、お昼は用事のために大学に向かって好きな音楽を聴きながら泣いてしまって、夕方は渋谷の心療内科にいった。有名なところだから期待したんだけどな。待合室は人がいっぱいいてこんなにも苦しんでいる人がいるのか、と悲しくなったけど仲間(?)がいたことによる安心感か、居心地がよかった。病院という場所な以上明るく笑っている人はいなかったけど、自分のように泣きはらした目をして俯いている人は少なかったように思う。

スタッフの方は表情は乏しいけど優しい声の人たちばかりだった。ひたすら負の感情にあてられ続けて辛くないのだろうか、負の感情をまき散らされた人は不快な思いをしてしまうのはよく分かっているので、こんな死にそうな顔をするのが申し訳なく感じてしまう。こんなところでも自分を責めてしまう。初診は待たされると聞いていたけど1時間も待たされた。

 

昨夜なにを話したらいいかずっと考えていた。最近のことを話せば悩みはちっぽけに思えてくるけど、慢性的な自殺願望を話そうと思うと生い立ちから話さなければならない。自分の内面を必死にほじくっていると、温泉を掘り当てたみたいに苦しい気持ちが溢れ出てきて泣いてしまった。インターネットで読んだ心療内科に行くのが辛い理由のひとつとして、考えないようにしている苦しさに向き合わなければならないことだ、というのを実感した。

バイト先で「目が腫れているけどどうしたの?」と聞かれてしまった。「花粉症です。」と笑って答えた。笑えていたと思う。

苦しさは端的に言うなら、コンプレックスから出てくる自己嫌悪と、プライドからでてくる理想像の擦り合わせがうまくいかない自己実現の低さ、自分は自分自身や他人、感情に真摯に向き合って苦しみながら人を愛していたのに(恋人などに限らず友人愛なども含めて)、適当に人間関係の上澄みだけすくって快楽だけ味わって生きている人たちの方が楽しそうにしているのがどうしても納得がいかなかった、とか、どうしようもなく嘘が嫌いとか、とか。まぁこういう話は一つ一つが長くなるからまた今度書こう。

 

SNSを見ていると吐き気がしてきた。医師の方にどこまで話せばいいだろうと考えていると名前を呼ばれた。

おそらく心理士の方が「担当の心理士で、診察に同席します」といった内容のことを言っていたが頭には入らなかった。

第一声は普通の医師と同じく「今日はどうしました?」だった。優しい声だったけど、冷たく突き放されたような気持ちにもなった。

どこから話していいか分からなかった。ひねり出したのは「最近寝つきが悪くて、寝てもすぐ目が覚めてしまって、お酒を頼るようになってしまった」という内容だった。本当は苦しい気持ちを吐き出したかったけれど、この方は医師で、苦しみを理解(する素振りを)して寄り添ってくれるわけではなく、具体的な症状に合わせて薬を出してくれるだけなんだと直感してしまって、そう言ってしまった。それはカウンセリングの仕事だと、そのとき初めてわかった。理解せずに来た自分の情けなさと、医師の方との間に半透明で大きな壁を感じてなんだか悲しくなってきて、いつ頃かとか、きっかけを話しているうちに涙があふれてきてしまった。泣いてばっかりだな。

 

医師の方は淡々と睡眠導入剤を処方するから様子を見よう、といった。自分の悩みは一朝一夕に解決できるものではないし、こういったものは経過を長い目で見守る療法が基本らしいので間違ってはいないんだろうけど、弱った自分の心にはどこか裏切られたような気持ちがした。ただ睡眠導入剤は危ない薬だから簡単に処方してくれない、と聞いていたから意外だった。

睡眠導入剤と初診料と次回のカウンセリング料で9000円近く支払い病院を去った。お金がないと大変なんだろうな。

 

渋谷駅の人の多さに辟易して、息苦しくなってしまったからすぐに帰宅した。

不思議とテレビを見て笑えた。この薬とお酒でいつでも自殺できるかもな、そう思うと前に向けた気がした。皮肉な話だけど。

 

 

夜、相も変わらず泣いていると母親から旅行の話でラインがきた。気持ちとしては煩わしかったけれど、この人たちがいなかったらきっともっと早くに死んでいたのだろうと思うと無碍にもできない。

今日は酒を飲まず薬を飲んで寝ようかな。寝れるかな。