備忘録

遺書代わり

追憶

メールで1年くらい前に書いた記事を読み返そうというメールが来た。

いくつか記事を読んでみたら途方のない閉塞感に囚われている自分がそこにいた。

 

心理的な閉塞感は存外物質的な移動で多少解決できると知った。

新しい閉塞感が襲うのだけど。

だから人は旅に出るのかもしれない。

僕にはそんな気力はないさ。

 

 

睡眠導入剤を飲んでしまっているから続きは、また今度。またね。

どうしもうない人生をさ、どうにかできないんだろうか。

悲しみで溢れてる。

悔しい。どうすればよかったんだ。

 

溢れ出す後悔とか情念とかまとまらない。

自分は結局まともじゃない。

 

どこに行けば認められたんだろうな。

サラリーマンがスマホの画面で性的倒錯を撒き散らす五反田の夜の街を歩いた。

 

あまり寒く感じなかった。

最初の一歩だけがいつも怖い

踏み出して仕舞えば後は惰性で歩いてしまうんだ。

きっとこれが悪癖だ。

 

自分の存在価値を確認して、怖くなって、諦めて、寝る。

寝れたらいいな。

 

いてもいなくても同じ。

いてもいなくても同じ。

ずっとそれに怯えてる。

でも、それでも、いてもいなくても同じ。

 

 

 

自分は、いてもいなくても同じ。

自己暗示でも、慰めの言葉でもなく、諦めの言葉でもない。

ただ自分に刃を向けるためだけの、自責の言葉。

わかっていても変わらない。

 

自分は、いてもいなくても同じ。

いても、いなくても、同じ。

 

 

 

 

愛と恥と確認と

愛はなんだろうな。

歪だ。

 

誰かを慮る余裕なんてないのに。

たぶん自分のことを考えると気が滅入るから誰かのことを考えている方がらくなんだような。

歪だ。

 

自分の居場所はどこにある。

誰が認めてくれるんだろうか。

 

わかんないなあ。

 

なんとなく、前に進めないままな気がする。

あぁ。

 

もしかしたら数年ぶりにしっかりと思ったのかもしれない、幸せになりたいって。

 

さよならは悲しいから、またね、という自分は浅ましい。

自分の存在をビクビク確認しながら会話する自分はみすぼらしい。

無意識的であっても人に好かれようとする打算的な自分は惨めったらしい。

 

この、瞬間を抱いて欲しい。

やっぱり自分は成長してない。

 

酔っ払っているからまとまらないけど。

 

とりあえず、、自分は、あぁ、口にするのが恥ずかしく思ったけど、

幸せになりたいよって。

 

愛されたいなんて、認められたいなんて、

恥ずかしい人生だ。

恥ずかしい、人生だ。

復活

明日からとうとう会社へ復帰する。長い長い休みだった。

以前のことを考えるとすっかり元気になったように思う。

 

とはいえ久しぶりの仕事を前にとんでもない緊張をしている。

緊張で吐きそうだ。

吐きそうで晩ご飯が食べられず、無理やり詰め込んだ。

吐きそうで便器にしがみ付いて30分くらいかかった。

 

とりあえずなにかお腹に入れたら今度は何かを入れてないと落ち着かなくなって飴玉をなめていた。

 

 

控えるようにしていた抗不安薬(常用薬ではなく頓服薬)2錠とアルコールを飲んでしまった。でもビールも途中から吐きそうになってやめてしまった。気持ち悪い。お腹がいっぱいのようで空いているようで吐きそうだ。

なんとなく冷静な判断ができてないような感じがする。

 

眠りたい。

いつも通り睡眠導入剤を飲んだけど、心臓がバクバクしてとても眠れそうにない。

 

人間として復活できるんだろうか。

怖い。

 

怖いということを誰にもいえず刺になって心臓に突き刺さっている。

痛い怖い。

 

頑張りたい。

とにかくゆったりと眠れたらいい。

 

 

誰かそっと背中を押してくれ。

ダメ人間賛歌

胸がざわざわして落ち着かない。

大事な予定を忘れていたり、約束の時間を勘違いしていたり、急に人と会うのが面倒になったり、病院をドタキャンしたり、自分のダメさが嫌になることが何回か続いた。

そういう失敗を繰り返して反省して、喉の奥から顔を出す自己嫌悪をお酒で飲み干す。決して口から出さないように。

これからどうにかできる問題なら一所懸命に考えるんだけど、済んでしまったことだから反省と後悔しかできない。

あぁやってしまったという気持ちを肴にしてアルコールを胃に流し込むだけ。

だから胸がざわついて落ち着かなくなった。

 

こういう時は好きな音楽を聴くといいんだと思って聞いてみたが変わらない。ざわざわする。

そう感じて、あてもなく携帯を触っていて、自分のブログを開いた。自分の昔書いた記事を読み返して見ると落ち着いてきた。

ぐちゃぐちゃだとか、まとまりがないとか自分で言いつつ割とまとめられてて気持ちがすっきりした。

 

あぁでも全然成長できていないなぁと実感したけれど。

「精神的に向上心のないやつは馬鹿だ」と夏目漱石は謳ってみせた。本当にそう思う。

もう間に合いそうもない。せめて優しい人になりたくて。それも作ったガワの自分だから無意味なのかなぁ。

 

 

色めく街で酔えない。

雨はアルコールの味がした。

 

 

思い出を消すために生きているみたいだな、俺は。

後ろを向いて後ろ向きに歩いているから前に進んでるだけのよう。

アンビバレンツ

始められるわけでもなく、終われるわけでもない。

何をしてるんだ。

東京がくれた奇跡を手離せないままでいる。

 

秋の夜長にガードレールの上に座って缶ビールを飲む。初秋のひんやりした風が頬を撫ぜる。

この現実世界と切り離された感覚が好きだ。

 

望まなければ苦しむこともないのかもしれない。

何も望まないというのは難しいけれど。

漠然といいなぁと思うことはあっても、誰かを羨むようなことは減った気がする。

自分に満足してるとか、自己肯定感があるからとかではなく、諦観から来ているのとだと思うけど。

 

それでも自分の下卑た部分が少しでも治ったのならそれは喜ばしいことだ。

 

 

 

高校時代の国語教師が、「人間はアンビバレンツな感情を常に持っている」と雑談していたことを思い出した。

これはずっと真理だと思っている。

遊びに行きたいと思っていると同時に家を出るのが面倒だと思っている。

朝から活動して時間を無駄にしたくないと思ってると同時にだらだら昼まで寝ていたいと思っている。

誰とも違う自分でいたいと思う同時に誰かと同じ自分でいたいと思っている。

誰にも理解されなくていいと思うと同時にみんなに認められたいと思う。

離れたいと思っていると同時に一緒にいたいと思っている。

好きだと思っていると同時に憎く思っている。

 

ずーっとずーっとこの両極端の気持ちに折り合いをつけながら生きていく。

ぐるぐる、ぐるぐる回りながら。

大事なのはもう一つの欲求を認めつつしっかりと決めること。

そんなことはわかってるいんだけどね。

 

 

とてつもない人生の中、ぼんやりと未来が明るいといえる人はやっぱかっこいい。

人の生き方に良いも悪いもきっとないんだけど。

 

優しい人、眩しい人、素敵な人、輝いている人、悩む人、憂う人、苦しむ人、胸を張れ。自分でしか自分は救えない、ということはよくわかったんだ。

 

胸を張れ。