備忘録

遺書代わり

台湾紀行記⑥

3日目。昼。雨降りの朝と打って変わって少し晴れ間が出てきた。

台湾ビールは沖縄のオリオンビールと近くて味が薄くて喉越しが少ない。オリオンビールは正直好きじゃないけど、台湾ビールはわりと好き。なんの違いなんだろうな、喉越しはオリオンより結構ある気がするけど良い意味でビール感が薄い。台湾ビールは南国らしくフルーツの味のビールが多くある。マンゴーの味とかパイナップルの味とかぶどうの味とか。味の薄さがフルーツの酸味を邪魔せずめちゃくちゃ飲みやすくておすすめ。

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中正紀念堂駅を出てすぐ圧倒された。

これは本当にすごい。写真じゃどうしても規模感も、荘厳で壮大な雰囲気も伝わらないけど、本当に圧倒された。ここは本当にいいところだ。さすが地球の歩き方。もうよれよれになるくらい読んでるよ。

俺は空が広い街は総じて好きだ。赤い建物の中には劇場が。白い建物の中には博物館やお土産屋さんが入っていた。

 

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近くに美味しい小籠包屋やドリンクスタンドが大量に立ち並んでいたから片っ端から入って食って飲んでした。

まずは杭州小籠湯包。

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本日1店舗だったから意識しなかったけどここが1番安かった。3日目にもなるとだいたいこういう外食屋さんのルールがわかってきた。(たぶんちゃんとしたレストランとかは違う)
座席に案内され、メニューを出され、紙に欲しいものを欲しい個数書いて、提出。おしぼりとかお箸とか醤油とかはセルフサービスみたい。(わりとちゃんとしたお店だとその辺も出してくれる)相変わらず勝手にビールを冷蔵庫から取り出すと勝手に勘定に入っててすごいな。

 

 

近くに、信頼しきったシーシャのお兄さんが教えてくれた度小月というお店があったので行ってみた。

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このエビ出汁の豚そぼろ入りのラーメンチックなものが美味しすぎて2秒で食べきった。お腹に余裕があれば6杯くらい買えたな。50元くらいだったし。他のメニューも美味しそうだったから普通にまたランチで来たいな。観光客はほぼおらず地元の人しかいない感じが、これまたグッド。

 

 

次に鼎泰豐。

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ここは逆にめちゃくちゃ有名らしく行列ができていたし、店員さんがクソほど流暢な日本語で案内してくれた。お腹いっぱいで小籠包5個しか食べられなかったのが悔やまれる。

 

若干値段ははるが、日本語がほとんど通じるし日本語メニューもあるし、サービスもよく、綺麗で、メニューの幅も広くて味も美味しいので、台湾に着いて一発目に台湾料理を食べたいと思ったらここに来るといいと思う。綺麗なお姉さんがタイトのミニスカで働いてるのもグッド。

個人的には英語でのコミュニケーションしたかったから残念。

自分「レストルーム?👉」

店員「トイレですか?こっちです」

という会話が生まれてしまった。

なんで一発で日本人てわかるんだろう。

 

お茶を注いでくれたお姉さんに、この3日で異常に発音が上手くなったであろう「Excuse me!Can I take your photo?」と声をかけると笑顔でオーケーって。謝謝。

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そのまま近くに地球の歩き方先生がオススメするドリンクスタンド 一芳があったから行ってみた。

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ちなみに台湾のドリンクスタンドは必ず砂糖の量と氷の量を聞かれる。フルーツジュース屋でもレスアイス(少量の氷)、レスシュガー(少量の砂糖)にしてたけど、マジの果汁しぼりたてだから柑橘系のフルーツだとマジでそんなに甘くない。しかもマジの果汁が入ってるからちゃんとそのフルーツ好きじゃないと厳しいかも。

でもタピオカミルク系のドリンクスタンドは全体的に甘め。

1日につき4ドリンクスタンドくらい回ってるけど、どこかしら突き抜けて美味しいみたいなところはないな。いい意味でどこで飲んでも同様に美味い。

 

地図を見てみると近くに大きな公園があったからドリンク片手に散歩してみた。わりと日本の日比谷公園とか代々木公園に雰囲気は近いけど、南国の木が生えているからか雨模様のせいか若干鬱蒼としてる。あと遊具とかいろいろあって、相変わらず位相がめちゃくちゃ。でもこういうところを練り歩くのは好きだ。フォレストセラピーを俺は信じている。

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愛を示せ、って。全面的に同意だよ。

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最後にちょっと遠くまで歩いて、春芳號というドリンクスタンドに。相変わらず漢字のメニューが読めないから思い切って、ワッツリコメンデッド?ときいてみたが、逆にここの店員さんは英語が一切話せず「やべ、外国人来ちゃったよなんて言ってんの?」みたいな顔された。悲しい。適当に注文した。この綺麗な模様のボトルが欲しかったんだ………。

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電池がなくなったからここで一度ホテルに帰って体力と携帯を充電した。五目状の街並みと散歩好きが功を奏して、ホテル近くなら地図を見ずにぶらつけるようになった。さぁ今日も夜を練り歩く。

 

 

シーシャのお兄さんが1番にオススメしていた京鼎小館へ。

大通りは栄えていたけどお店があるのは少し奥まったところ。居酒屋とかは並ぶけどちょっと妖しい雰囲気がある。赤坂の1本入ったところ、みたいな感じかな。

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若干普通の小籠包に飽きていたから、人気と書かれていた烏龍茶小籠包を頼んでみた。(ポリシーなので小籠包は必ず頼む)

また隣のお兄さんが食べていたチャーハンを見て「うまそうやなあ………」とさらば青春の光状態になり注文。

最後に口頭でタイワンビアーと頼むと缶ビールじゃなくてみんなで飲むタイプの瓶ビールが出てきた。ちょっとまってちょっとまって!無理だって!聞いてないって!まぁ全部飲んだけど。

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烏龍茶小籠包は見た目と名前的に期待してなかったんだけど食べてみると茶葉の香りがほんのりして美味しかった。これはグッドネス。

チャーハンはもう見た目通りの味。これだよこれ。やっぱ米だよな。

と思って食い始めたんだけど、お腹いっぱいなことを思い出して完全にフードファイト。小籠包は食べきったんだけどチャーハンは2,3口残しちゃったごめんよ。完全に胃が「あかん!吐く!」て言ってた。

 

近くに地球の歩き方リコメンドの小籠包屋があったけど、食べたら1日を無駄にするくらい吐く自信があったからさすがに断念した。後日行くことにした。

 

そのまま饒河街夜市へ。読み方も書き方もわからん。

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活気と広さは丁度いいくらいでかなり好きかもしれない。日本のちょっとした縁日の屋台の雰囲気に似てる。

あまりのお腹の苦しさに先に歩き回ってお腹を空かす。ちょっと外れたところに川もあって最高。

俺は空の広い街と川が近い街が大好きだ。

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入り口に戻ってくると胡椒餅が出来たみたいで行列が。誰もが推してくる胡椒餅を無理やり胃に詰め込んでみた。これはマジで美味い。ちょっと胡椒辛いけど中のお肉がホクホクで最高。ただ胃が完全にキャパっていたのでスイカジュースだけ買ってホテルに帰ることにした。

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明日はとうとう足を延ばして九份へ。

5年越しの想いが叶うなあ。

 

 

 

 

インスタグラムでは追いコンの様相。

ほとんどの人がもう二度と会えないかもしれないんだろうなあ。安心な僕らは旅に出ようぜ。

 

 

 

最終バス乗り過ごしてもう君に会えない
あんなに近づいたのに遠くなってゆく
だけどこんなに胸が痛むのは
何の花に例えられましょう